今月は〈審判〉、今日は〈ペンタクルス6〉
〈審判〉
やなカードだなぁ・・・まだ血肉になっていない・・・などと愚痴をこぼさせてください。
ウェイト氏はキリスト教のベースがぬぐいきれないが、このカードを描いたパメラ氏は「宗教」という枠組みを超えた方ではないかと想像しています。
最後の審判を思い浮かべる方も多いと思います。
墓場から蘇る人々と自分を重ね合わせることもあるでしょう。
しかし、今月はその王道的解釈から少し離れて(天使)の立場から見てみましょう。
救済の知らせをもたらす者。
僕は、このカードにいくつかの単語を当てはめるなら、その一つに「慈悲」という言葉をあげます。
慈悲
他者に利益や安楽を与える、与楽。
他者の苦に同情し救済しようとする思い、抜苦。
岩波仏教辞典より抜粋
妄想かも知れないけど、このカード、そして〈0愚者〉〈世界〉へと続く流れを感じると、パメラ氏は悟った人ではないかとも感じる。
〈ペンタクルス6〉
「商人の姿をしたものが乞食に恵んでいる」と述べられています。
「A person in the guise of a merchant」なんだよ。
なんで「in the guise of」だろう??
実占時には、〈天秤・バランス〉というイメージを強くして読んで構いません。
人生、うまくはいかないが、ケルト十字を展開して、4番に〈ペンタクルス8〉、10番に〈ペンタクルス6〉なんて並びなら最高だね。
〈審判〉〈ペンタクルス6〉
月の初めから、この並びか。今月の困難さが思いやられます。
商人を装った者は悪人なのかもしれない。偽善者なのかもしれない。
歳をとりすぎたせいか、偽善とか偽悪とか考えるのがめんどくさい。めんどくさいことは大嫌い(笑)
善を行う者は心がどうであれ善人。悪を行うものは心がどうであれ悪人。
"Keep it simple, stupid"
フリでもなんでもOK、今日は「善を行う」
忘れてほしくないのは、善が良くて悪がダメだということじゃないってことなんだ。
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